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  • イラストレーションにおける版権、著作権、使用権・・・

イラストレーションにおける版権、著作権、使用権・・・

以前にも話したことがある話題ですが、制作料金、ギャランティの契約において、大まかに分類して版権買取と掲載料契約の2種類があります。皆様はどのような形態で契約されてますか?

まだプロで無い人のために、そのあたりのことを今回はお話しますね。版権買取というのは、文字通り版権までを出版社等に譲渡することになります。欧米では、版権の帰属意識というものが、非常に強い傾向にあります。ですから、版権買取の契約ではなく、掲載料として契約するケースは結構多いです。この場合、出版社等のクライアントは、最初の掲載権のみしか持つことができませんので、そのイラストを転用や転載することに関しては再度掲載料が支払われることになります。

こうした場合、イラストの原画や元データは作者のものですので、美術館等から依頼があれば、原画を売却することも可能になります。

掲載料契約の場合、当然版権買取より料金は安くなりますが、総合的に見たらずっと有利です。出版社側も版権買取の場合に比べて費用を節約する事ができます。もしも買取を希望するクライアントがいた場合は、制作料の8倍の料金が目安と思っておいて下さい。それ以上安い価格で買取を望んできた場合は断固とした態度を取りましょう。

日本でも、法的には上記のような形になっているはずですが、無理解なクライアントが多く、実質、ちゃんと機能しているとはいいがたい状況です。また、原画を郵送する場合は、かならず返却希望を明記しておきましょう。そうでないと捨てられてしまいます。明記しておいても捨てられることがあるくらいです。日本の出版社は大手でもかなりいい加減で、ちゃんと言っておかないと原画を行方不明にしてしまいますから。
その点、欧米の出版社はしっかりとしていますし、そういったトラブルは、今まで皆無でした。自信があるのならば、イラストレーターの権利がしっかりと守られている欧米での仕事を視野に入れてみるのも良いでしょう。日本でもイラストレーターの権利向上の活動の動きが最近活発になりつつあるので、そちらにも期待したいと思います。