イラストレーションの仕事

運営者情報
イラストレーターになるために必要なデッサン力やパース関連の話から、CG講座などを考えています。イラストレーションを描くために必要な道具類の紹介と解説、またフォトショップやイラストレーターなどのソフトのお話、そして美大・芸大・専門学校等の学校選びまで、イラストレーションに関する様々な情報を、自分の勉強という意味も含めて配信していきます。
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メニュー:イラストレーションの仕事:目次
  • テクニカルイラストレーション
  • 人物イラストレーション
  • イラストレーションのコンペ
  • イラストレーターを志望したきっかけ
  • イラストレーターのホームページ戦略
  • イラストレーターになりたいのであれば・・・
  • アニメーションの仕事と業界の就職事情
  • 企業のイメージキャラクターの仕事
  • ファッション関係のイラストとその売り込み
  • イラストレーションの季節毎の売り込み戦略
  • 子供向けのイラスト・キャラクター制作・絵本について
  • キャラクターデザイン(イラスト)で仕事をとる
  • イラストレーターの収入について
  • イラストレーションにおける版権、著作権、使用権・・・
  • イラストレーションにおける広告の仕事と出版関係の仕事
  • イラストの料金(ギャランティ)に関するトラブル
  • イラストの料金が希望よりも安かった場合の対処法
  • イラストの料金(ギャランティ)の交渉について
  • 美大・芸大受験
  • イラストレーターにとっての競争力「イラストvs写真」
  • 雑誌のイラストの仕事の料金について
  • 地方イラストレーターが全国で稼ぐ方法
  • イラストレーターに必要なデッサン力とは?
  • イラストレーターの料金の相場と見積もり出し方「雑誌編」
  • イラストレーターの料金の相場と見積もり出し方「最低金額算出法」

テクニカルイラストレーション

テクニカルイラスト
イラストレーションの世界の中でも、比較的特殊な分野と言える「テクニカルイラストレーション」について、今回はお話します。

このテクニカルイラストレーションは、色々な手法・描き方があるのですが、最も一般的な手法は「投影等角図法(別名:アイソメトリック図法、略称:アイソメ図)等とも呼ばれる手法で描きます。これにより、図のようなイラストを描くわけです。アイソメ図の描き方に関しては、それ専用のサイトがいくつもありますので、そちらで覚えていただくのが良いと思います。シンプルな手法ですが奥が深く、とても今回のエントリーで語りつくすことは出来ませんので。

このテクニカルイラストレーションの世界ですが、複雑なイラストとなると、本当に描くのが大変ですが、その分、非常に機能的で美しいイラストです。最近では、3Dにとってか代わられつつあるのですが、しかしそれでも今でも2Dから描き起こすテクニカルイラストレーションの根強いファンは多く、今でも需要は十分にあります。

実は私、このテクニカルイラストレーションのファンであり、実際に仕事としてやったこともあります。専門ではやっていませんが、この手法、実は様々に応用がきくもので、やり方次第で、結構面白いイラストが描けるのです。私は、これで、大規模な地図を作ったり、ゲームの俯瞰図のようなイラストを描いたりと、応用して、それを普段のイラストの仕事に活かしています。

テクニカルイラストレーションは面白い世界であり、極めたら、それはそれで職人芸と言えますし、実際それで飯の種にしている人も沢山いる分野です。興味のある方は、是非とも描き方を覚えてみて下さい。

人物イラストレーション

人物イラストレーションは、イラストレーションの分野でもとても人気があります。多くの人が絵を描く時、殆どの場合、人物をメインに描くのではないかと思います。仕事においても、人物が登場するイラストレーションの需要はとても多いです。ですから、イラストレーターになりたい人は、やはり人物を描けるようになるのは、必須事項と言っても良いくらいでしょう。

人物イラストレーションにも様々ありますが、一般的に「人物イラストレーション」と言った場合、少しリアルな感じの人物のみを描いたイラストレーションを指すことが多いと思います。そのようなイラストを描くとなれば、当然、デッサン力がある方がかなり良いですね。こういった人物イラストレーションを描く場合、写真をトレースすることも多いのですが、その場合でも確かなデッサン力を持っている人の方が、やはりはるかにレベルの高い人物イラストレーションを描けるのです。トレース出来るからと言って、デッサン力が不要であると思わない方が良いでしょうね。

あとは、単に人物が登場するというだけのイラストであれば、世の中のイラストレーションの8割くらいがそれにあたるのではないかと思える程、人物は多くの人の絵の中に登場します。ですから、そういうことを考えても人体デッサンの能力は、イラストレーターを目指すのであれば、磨いておいて損はない能力と言えると思います。また、よりリアルな人物を描くためには、人体解剖学・構造学なんかもしっかりと学んでおくと、より説得力のある人物画を描くことが出来るでしょう。

イラストレーションのコンペ

イラストレーションのコンペについてお話します。イラストレーションには様々なコンペティションが開かれてます。公募展のような形式のものから、実際の仕事で、複数のイラストレーターから一人を選ぶためにコンペ形式で行うものもあります。公募展としてのコンペに関しては、「登竜門」というサイトにいけば、沢山のコンペ情報が得られると思います。

今回はコンペ形式の仕事に関してお話しようと思います。複数のクリエイターに、仕事を振って、その中で一番よかった人を採用するというものですね。私も、何度もコンペ形式の仕事を請け負っています。

というよりウェブ制作会社がコンペに出すための仕事のイラストということでしょうか。この時、まず通ったらギャラが支払われるのは当然として、落ちた場合はどうなるのかという問題があります。

私的には落ちた場合でも、ギャラを用意してくれるところとしか仕事はしないようにしています。落ちた場合は、ギャラを支払わないというクライアントもあるそうですが、これは発注側のモラルとしてはあまり好ましいとは言えません。製作費に関しては落ちてもちゃんと支払ってくれるクライアントを選んだ方が、トラブルも少ないですし、仕事への認識やモラルもしっかりした会社である可能性が高いので、好ましいと言えるでしょう。

WEB関連の仕事でイラストを描かせて頂く場合、トップイラストだと、落ちた場合は3〜5万円程度のギャラになります。通った場合は、7万〜30万くらいの幅があります。これは私が請けている仕事を例にとっているので、実際にはもっと幅があると思います。

逆に言えば、落ちてもお金が支払われるからと言って、決して手抜きはしてはいけません。これは言うまでもないことだとは思いますが、念のため。いずれ自分の首を絞めることになりますし、第一、制作側のモラルに反する行為だと思います。

以上、イラストレーションのコンペについて徒然に語ってみました。まだまだ語り足りない点は、いずれお話したいと思います。

イラストレーターを志望したきっかけ

今回は息抜きの意味も込めて、私の好きなイラストレーターの方をご紹介いたします。私は一番最初に絵を描いたのは、図鑑の絵を見てだと思います。動物図鑑や海の生き物の図鑑などを見て、よく動物の絵を描いていたのですが、特に沢山描いたのはトラやチーター、ジャガー、犬、馬ですね。このあたりを特に沢山描いていました。保育園でもらったスケッチブックのような自由画帳には、ほぼすべて馬の絵だったりしたこともあります。動物って、やっぱりモチーフとして魅力的な題材ですよね。このころから、自分は絵が好きだと思い始めたのだと思います。

そして、次は漫画の登場ですね。漫画家の絵に感銘を受けました。そして私が子供のころに流行っていたのが鳥山明さんのドラゴンボールですが、僕は鳥山明さんの影響をもろに受けて、ドラゴンボールの絵ばかり描いていましたね。その後、ドラゴンボールが好きということで、DrSLUMPも全巻集めて読んでみましたが、発想の面白さと絵の上手さにまたまた感銘を受けました。あとは、鳥山明さんがキャラクターデザインをしているドラゴンクエストのイラストも描きまくりましたね。鳥山明さんの絵は今でも大好きで、画集も持っていますし、最近のゲームで鳥山明さんがキャラクターデザインをしているものがあったら、ゲームはやらなくてもキャラクターの絵が載っている攻略本なんかを買っちゃいますね。

大学の頃に描いた絵は鳥山明さんにもろに影響を受けていたのがバレバレです。小学校から大学まで、ずっと鳥山明さんの虜でしたね。その後、ノーマンロックウェルなんかに入ってきますが、鳥山明さんのイラストは今でも大好きで何度も見てしまいます。

以上、またこの続きや、好きなイラストレーターや画家の話はゆっくり別の機会に書いてみます。

イラストレーターのホームページ戦略

私はWEBで作品を公開することを、あまり積極的には行っていません。それにはいくつか理由があります。まず、アナログ作品や作り込んだ作品ほど、WEBサイトに載せた時には、実際の作品よりクオリティが落ちて見えると思ったほうが良いです。AdobeIllustratorで描いたようなカチッとしたシンプルな線で原色を使った絵だと全然問題は無いと思いますが、作りこんでいて、微妙なグラデーションがある絵だと、持ち味が分かりにくいと思います。そういった点も含めて、営業と思って載せるのもありだと思いますが、私はそこまでして仕事がほしいと思いませんし、出来れば実物を見てほしいというのもあって、積極的には載せていません。仕事用にはいくつか作品はアップしているサイトは持っていますが、特に作りこんだ大作的なものは、ファイリングして直接見てもらうようにします。

また、オリジナルキャラクターなどを作っている場合、あまりむやみに作品を公開しない方がいいかもしれませんね。特に自信があるものであれば、暖めておく方が良いかも知れません。盗作されたとしても、それを立証することは非常に困難です。また、そのキャラクターを使いたいという企業の方がいたとしても、ウェブで長い間公開されていたら、新しいイメージとしての効果が無くなるということで、不採用になるケースもあります。

ただ、逆の場合もあって、WEBで公開してたからこそ、企業の目にとまって、WEBで公開されてたとしてもそれが企業のイメージキャラクターとして採用されるケースもあります。

以上のように、WEBサイトでイラストを公開するのは、メリット・デメリットがあります。それらを踏まえたうえで、自分がなにを重視しているかをはっきり考えて、作品を公開するようにしましょう。

イラストレーターになりたいのであれば・・・

よく、最初はフリーターをしながら、絵を描いていこうと考えている人は多いと思います。また、副業として全く別の仕事をしながら絵を描いている人も多いと思います。経済的な事情からどうしても仕方が無い場合もあるとは思いますが、出来ることならば、フリーターをしながら、あるいは無関係の仕事というのは、イラストレーターになりたいのであれば、あまり長く続けるのは良くないと思います。フリーターのような仕事を長く続けていては、真に仕事の出来るノウハウや技術を全く学ぶことのない時間を多く過ごしてしまうことになりかねません。

イラストレーターを本気で目指すのであれば、例えアルバイトするにしても、関連した職業に就く方が良いでしょう。その方が将来のためには、ずっと良いと思います。

これから何をしたいか分からず、時間稼ぎとしてフリーター生活を送るのも少しならば良いでしょうが、イラストレーターになりたくて、出来るだけ回り道をしたくないのであれば、少しでも早く、イラストレーターという世界に飛び込むべきです。

「無駄な経験などない」ということは確かに言えることで、フリーター生活も完全に無駄になるとは言いませんが、どうせなら、より価値の高い経験が出来る可能性の高い選択肢を選んだほうがいいですよね。「無駄な経験などない」という正論が、時に「怠惰であることの言い訳」にしていることはないか、ということを自問自答してみることも必要かもしれません。

アニメーションの仕事と業界の就職事情

アニメーションの仕事は、なかなか厳しい世界ですよ。私もアニメーション業界にかかわりが多少なりともありますが、かなり給料的にも厳しいものがありますね。私の学生時代の知人でアニメーターの卵の人からの情報も加味し、アニメーションの仕事現場のお話を少ししてみます。

まず、アニメーションの業界の基本的なスタイルとしては、完全なる分業制が採用されているということです。1つのカットを制作するのに、様々な分野の人間が協力し合って作り上げるということです。

そこで、アニメ業界に就職したいと考えている人たちが、すぐにでも就けるポジションをあげてみます。この業界に就職を果たしたい方は、どのポジションに付きたいかしっかり意識して技術を磨くなり勉強するなりするといいでしょう。

また、イラストレーターも、自分でなければ出来ない分野以外は外注化してしまうのが良いと個人的には思っています。FLASHアニメーションの需要が高まってる昨今において、このアニメーションのスピード重視で徹底的に効率化された分業体制は、イラストレーション制作の現場でも学ぶところ、取り入れられそうなところは沢山あると思っていますので、その面でも参考にされると良いと思います。

・制作進行
これは免許が必要なポジションです。ほぼ全てのセクションとかかわりを持つポジションとなります。1話につき、一人が担当するのが普通です。固定給となります。

・動画マン
原画マンが描いた下絵をクリンナップという手法で清書します。また、原画と原画の間の動きとなる絵を補完して、一連の動きを完成させる人となります。実際にテレビや映画などの画面に使われているのは、この動画マンが描いた絵となります。一般的には新人が担当するポジションとなります。

・仕上げ
動画マンが描いた絵に着彩を施す人のことです。現在は殆どのところがデジタルによる仕上げを行ってます。工程としては最後のほうのポジションとなりますので、忙しい時と暇な時の差が激しいポジションです。殆どが女性です。給料の形態は、出来高制であったり固定給であったりと、会社によって異なるようです。

・背景
原画マンのレイアウトを元に背景を仕上げる担当です。かなり細かい仕事を求められたりするため、画力の高い人が沢山いますね。こちらも、給料の形態は、出来高制であったり固定給であったりと、会社によって異なるようです。

・3DCG
アニメの中で使われる3DCGを担当します。2Dで表現するのが難しい箇所は、3Dで作る等いうのが現場の常識になりつつありますが、2Dでの作画が難しい絵は、3Dでやってもやっぱり難しいというジレンマもあるようです。

以上、アニメーション業界に就職を考えている人は、このあたりの事情と、各ポジションの役割を知っておくと、効率的に勉強や就職活動がしやすくなると思います。

企業のイメージキャラクターの仕事

キャラクタービジネスの1つとして、企業のイメージキャラクターの仕事があります。これは、企業のイメージや意向を反映されたキャラクターを作るということで、自分の作家性を全面に押し出した絵柄で勝負したい人は、必ずしもその創作意欲を満たす仕事ではない場合もあります。しかし、企業にとっても喜ばれますし、自分のキャラクターが企業の顔となって命が吹き込まれるとのは、イラストレーターとしても大きな喜びが得られる魅力的な仕事だと思います。

また、ギャランティという面でも、かなり大きな仕事になることが多いです。版権買取となる場合も多いのですが、その場合は制作量の8倍くらいが相場ですので、50万〜の仕事となります。また、グッズ販売等は、版権を買い取っても別となる契約が普通ですので、さらなる収入の柱になってくれる場合もあります。期間を決めての契約となる場合もあり、継続して使ってもらえれば継続収入にも繋がって行きます。

キャラクタービジネスとして考えた場合は旨みのあるジャンルと言えるでしょう。しかし、こういった相場を理解していないクライアントが多いのも事実です。3万円程度で著作権まで渡せと言ってくるようなところも地方ではあったりします。それでもやってしまう人もいるでしょうが、業界の相場が荒れる原因にもなりますし、それ以前に自分のイラストを安売りすることは良い結果を生まないことが多いので、お断りするほうが良いと私は思ってます。自分を安売りして中途半端なクオリティのものを量産するよりも、高いクオリティの作品を作れる実力をつけた上で、より高いレベルのクライアントから求められるイラストレーターになれるように努力されるのが良いでしょう。業界全体の健全化にも繋がります。個人でやっている人は、絶対に価格競争に飲み込まれないように、クオリティ勝負に徹してください。でないと、業界がつぶれる前に自分がつぶれます。

ファッション関係のイラストとその売り込み

ファッション関係のイラストは、結構特殊ですね。9頭身から12頭身くらいのちょっとあり得ない体型で描くファッションデザイナーのカンプイラストがありますが、ファッション雑誌のイラストも、等身は高めに描くのが主流です。品があって洗練された印象のイラストを描ける人は挑戦してみると良いでしょう。マンガチックなイラストが得意な人は結構苦労するかもしれません。実は私、これかなり苦労しました。何度も何度もリテイクをくらい、やっとファッション系の雑誌でも通用する絵柄を編み出しましたね。今となってはむしろ割と得意分野になっていて、ご指名で依頼をくることも多くなりました。自分の苦手な分野も描いてみると非常に勉強になります。品の良いイラストが描けるようになると、漫画タッチのイラストや子供向けの可愛いタッチの中にも品の良いアクセントを付けられるようになり表現の幅が広がります。

あと、ファッション関係のイラストレーションを売り込みたい方は、流行色を先取りすると良いでしょう。流行色を先取りする方法というのは実は様々あるのですが、一番手っ取り早いのは、口紅の会社から、来年度に用意している情報を仕入れると言う方法があります。口紅の色が決まると、他の色は自然に決まりますので、それにあった色使いになることが目に見えているからですね。

上記のような形でファッションイラストを制覇しましょう。ファッションイラスト関係の力をつけるためには、クロッキーも良いですね。路上や公園や電車の中等で、通行人のクロッキーをしましょう。速描画は、画力をつけるだけでなく、その勢いある線のストローク自体がファッションイラスト向きといえましょう。セツモードセミナーの創始者である故・長沢節さんのクロッキーテイストなファッションイラストはかなり参考になると思います。

イラストレーションの季節毎の売り込み戦略

実際にイラストレーションに関して、売り込みをする時には、季節ごとに戦略を立てるのも良いでしょう。今回お話しするのは、ほんの一例ではありますが。

まず最初にターゲットを絞るわけですが、例えば子供向けの雑誌やらファッション関係の雑誌やらと。

そして売り込みをするのに良い季節として10月があげられます。ですから、そのための準備を今しておくと言うのはどうでしょうか。10月となると、出版関係は1年で最も忙しい時期にぶつかる手前となっています。年末号及び新年号の企画は、11月には決めないといけないからですね。12月の20日以降となると、多くの印刷会社は新年7日くらいまで休みを取るところが多くなるので、この時期には2号まとめて作ることになるようです。そこを見越すのですね。11月に入ってしまうと、各出版社は忙しさのあまり、きちんと相手にしてくれることは少なくなってしまうでしょうから、10月のうちに、冬の季節の作品を売り込むということになります。その場で気に入られたら、即仕事ということになる可能性も十分ありますから。

プロの仕事において、季節感はワンシーズン先取りしておかないと話になりません。夏には秋、秋には冬、冬には春・・といった具合に数ヶ月先のイラストを描いている場合が大半です。

そこで、冬の売り込みに使えそうな、ぼんやりした雰囲気の絵を描く方法です。水彩絵の具のまだ乾いてない状態の画面に岩塩を細かく粉にしてまいてみましょう。塩が水と色を吸い込んでいくので、ぼんやりとした感じの雪が降っている状態になります。とても簡単ですので、お試しあれ。水彩絵の具でなくても、アクリル絵の具等、水で溶いて使う絵の具ならば全般的に使える方法です。

あとは、アイディアしだいで色々と展開が可能です。企画力しだいではすぐに商品になる可能性の高いものも作れると思いますよ。最初は小さなカットイラストの仕事であったとしても、一度仕事を請けるという関係を結ぶことが出来れば、後に繋がっていく可能性は高いです。リピートという形もあれば、紹介という形で別のクライアントとも繋がる可能性もあります。ですから、毎回最高の作品を目指して頑張りましょう。

子供向けのイラスト・キャラクター制作・絵本について

子供向けのイラスト作品というのは、たまにですが程度の低いものであるとか、舐めてかかっている人も多いようですが、実は大人向けに作るよりも遥に難しいと考えたほうがいいでしょう。子供だからと言って赤ちゃん言葉で話しかけるような感覚で絵を描いていては子供に受け入れられることは中々無いでしょう。子供の理解力をバカにしていては痛い目を見ますよ。子供は一般の大人より、本物を見分ける目が厳しい存在であると認識しておいたほうが良いでしょう。大人は簡単に騙せても、子供をだますのは難しいと思っておいたほうが良い。

日本の子供向けの商品は、本当に幼稚なものが多く、子供を馬鹿にしているとさえ思うことがあります。その点でアメリカなんかの子供向けの商品は、非常によく考えられており、子供に対してもしっかりとした敬意が感じられるものが多かったりしますね。

と、抽象的な話だけでもあれなので、具体的な話もしましょう。上記のような点をしっかり認識した上でですが、やはり子供向けイラストを描く場合にも、注意点があるわけです。子供は、大人が思っている以上に本質を見抜く・・ということは言えるのですが、だからと言って、やはり大人っぽいものを好むわけでは当然ありません。よく勘違いしていると思われるのは、子供向けの絵本ですね。ノスタルジーな淡い色彩の絵本。あれは、大人が喜ぶ子供像なのでしょうが、実際ああいったものを喜ぶのは子供よりも大人ですね。淡くてノスタルジーな感じの絵本を子供向けに描いても子供からウケることはすくないでしょう。

逆にビビッドな色使いの元気な絵本と言うのは子供にウケがいいです。だからと言ってこういった作品を幼稚なものと位置づけるのは間違いで、そういったジャンルでもしっかり作り込むことが大事なのですね。飽く迄このジャンルでハイクオリティを目指すということです。子供向けだからと言って手抜きをしていては子供からそっぽ向かれるわけですよ。その点、子供は大人よりも見る目が厳しいわけです。子供から人気のある漫画って、かなり実は作りこまれていたりしますよ。

キャラクターデザイン(イラスト)で仕事をとる

キャラクターデザインにも沢山あります。自分でオリジナルのキャラクターを1から考えて、それを売り込む場合もあれば、企業から頼まれてから、企業のコンセプトやイメージからキャラクターを生み出すという場合も含めて。キャラクタービジネスは、日本では特に盛んですし、単価も非常に高い世界ですし、契約の方法によっては一度描いたキャラクターが半永久的にお金を生み出してくれるような状況を作ることも可能になりますので、非常に魅力的な世界ですね。しかし、同時に日本にはキャラクターを描くのが大好きな絵描きが凄く多くて、競争率がとても激しいのが現状です。そして、やはり大きな仕事が回ってくるのは一部の人気イラストレーター、キャラクターデザイナーであるのが現状ですね。

とりあえず、今回は、自分でオリジナルのキャラクターを作って、そのキャラクターでビジネスを行う方法を考えていきましょう。この手のキャラクタービジネスにおいて、難しいのはキャラクター自身の認知度が前提となって依頼がくるということです。ですから、まずは自分自身のキャラクターやその世界観を認知してもらうことからはじめなければなりません。

そのために誰でもできるアプローチの仕方としては、キャラクターのグッズ(ポストカード、ポスター、缶バッジetc)や絵本、漫画などを制作し、デザインフェスタなんかのアートイベントに出品することだと思います。これにより、認知度を少しずつ上げていくと良いでしょう。そういったアートイベントの方には、才能のあるクリエイターを発掘しようと、発注側の人間も沢山きていますからね。

ただ、この世界は非常に厳しい世界ですから、これだけで食っていこうとするのは相当の覚悟と努力と才能が必要であるということだけは頭に叩き込んでおくといいでしょう。

イラストレーターの収入について

私の知り合いの方のオフィスの情報を元にここではお話します。私の知り合いのオフィスで契約されているイラストレータの方の年収は千差万別です。年収100万円以下の人もいれば、1200万円くらいの人もいますね。

ですが、フリーのイラストレーターの方の場合ですと、手取りをそのままサラリーマンの方の収入と同じ感覚で使うとエラいことになりすよ。フリーの方は手取りの3分の1くらいの金額で生活していく必要があります。逆を言えば、月収20万円のサラリーマンの方と同じ生活をしようと思ったら、3倍の60万円を稼ぐ必要があるのです。

それはまず、税金の支払いがあります。計画的に貯蓄をしておかないと、税金が払えなくなってしまいますよ。国民保険料や年金もありますしね。フリーの人たちは将来の生活設計を人一倍たてておかないと、辛い日々を送ることになるでしょう。

税金の申告のために、レシート類はしっかりと保管しておくことをオススメします。書籍等のレシートは、必要経費として全て落とすことが可能です。可能ならば、よくいく本屋さんの店員さんとは親しくなっておくと良いでしょう。フリーランスということは自由業であり、自由ということは、生きる保証が無いし、守ってくれるものも無いということになりますから、将来について、しっかりと計画的に考えておかなければ、大変なことになります。

ギャラの交渉をして、「それはうちの部長クラスの給料ですよ」なんていう頓珍漢な返事をしてきたクライアントもいましたが、非常に無意味な比較です。このような頓珍漢なクライアントは日本の会社しかないですけど。やはりこういった面でも、欧米の仕事を取れるのが理想的だと思ってしまいますね。

イラストレーションにおける版権、著作権、使用権・・・

以前にも話したことがある話題ですが、制作料金、ギャランティの契約において、大まかに分類して版権買取と掲載料契約の2種類があります。皆様はどのような形態で契約されてますか?

まだプロで無い人のために、そのあたりのことを今回はお話しますね。版権買取というのは、文字通り版権までを出版社等に譲渡することになります。欧米では、版権の帰属意識というものが、非常に強い傾向にあります。ですから、版権買取の契約ではなく、掲載料として契約するケースは結構多いです。この場合、出版社等のクライアントは、最初の掲載権のみしか持つことができませんので、そのイラストを転用や転載することに関しては再度掲載料が支払われることになります。

こうした場合、イラストの原画や元データは作者のものですので、美術館等から依頼があれば、原画を売却することも可能になります。

掲載料契約の場合、当然版権買取より料金は安くなりますが、総合的に見たらずっと有利です。出版社側も版権買取の場合に比べて費用を節約する事ができます。もしも買取を希望するクライアントがいた場合は、制作料の8倍の料金が目安と思っておいて下さい。それ以上安い価格で買取を望んできた場合は断固とした態度を取りましょう。

日本でも、法的には上記のような形になっているはずですが、無理解なクライアントが多く、実質、ちゃんと機能しているとはいいがたい状況です。また、原画を郵送する場合は、かならず返却希望を明記しておきましょう。そうでないと捨てられてしまいます。明記しておいても捨てられることがあるくらいです。日本の出版社は大手でもかなりいい加減で、ちゃんと言っておかないと原画を行方不明にしてしまいますから。
その点、欧米の出版社はしっかりとしていますし、そういったトラブルは、今まで皆無でした。自信があるのならば、イラストレーターの権利がしっかりと守られている欧米での仕事を視野に入れてみるのも良いでしょう。日本でもイラストレーターの権利向上の活動の動きが最近活発になりつつあるので、そちらにも期待したいと思います。

イラストレーションにおける広告の仕事と出版関係の仕事

私は、広告イラストレーションやWEBイラストレーションの方がギャラが高い傾向にあることもあり、最近では広告・WEBの仕事を中心に絵を描いて生活していますが、もしもこれからイラストレーターを目指されるのであれば、最初は出版の仕事からやってみる方が良いと思っています。それには、いくつかの理由があります。今回はそのことについてお話致します。

まず、広告やWEBの仕事は単発が多く、連続した仕事が少ないため、コンスタントな収入にはなり辛いからです。一方で出版関係の場合は、連載もののイラストなんかを手がけると毎月決まった仕事を長期でコンスタントにいただけることになりますので、ギャラは少ないけど安定はします。仕事をもらい始めたばかりの新人にとっては特に、少々ギャランティは安くても安定した収入を確保した方が好ましいと思います。

そうやって出版関係の仕事を中心にして、ある程度安定したギャラを確保しつつ、単発でWEBや広告の仕事をゲットするのが、イラストレーターとして安定できる戦略となります。WEBの仕事は特に最近ものすごく増えていますし、ギャラも比較的高めですので、実力がついて、ある程度実績も作ることができたら、単発の仕事でも沢山もらえ、毎月手におえないほどの発注が来るなんてこともあり得ます。ですがそこまでくるのに私は2年かかりました。最初の方、特に不器用であまり絵柄に対応力が無い方は、出版の方が向いてますね。ある程度絵柄も自由に描かせてくれる場合が多いですから。

イラストの料金(ギャランティ)に関するトラブル

私は、それほどギャラに関する大きなトラブルはありませんでしたが、多くのイラストレーター仲間のトラブルも含めて、イラストレーションの仕事の現場で起きるギャランティ(料金)に関するトラブルについて、今回はご紹介したいと思います。

まず、信じられないことですが、ギャラを支払ってくれないクライアントというのが稀にいるようです。私の知り合いは、散々催促しても支払ってくれず、諦めたという人もいます。そんなアホなクライアントと見抜けず仕事をした自分が間抜けだったんだと思うようにしたとのことです。納品し、請求書を送付したが、期日に振り込まれず、電話しても逃げられて泣き寝入りした人もいるようですね。

ですが、別の知り合いは、とにかくめげずに電話とメールを繰り返しいれまくって、なんとか支払いにまでこぎつけたという人もいます。そして、そんな仕事を繰り返してくると、「こんなクライアントは危ない」というカンが働いてくるそうです。カンというと根拠の無いあてずっぽうのような印象をうけるかもしれませんが、私が思うに、やはり仕事に取り組む姿勢や態度、言動などで、その人が信頼できるか否かというのは、ある程度判断がつくと思っています。経験を積むにつれて、その判断力が養われていくというのが私の考えです。ですから、最初はある程度トラブルは覚悟の上で、経験を積むというのも一つの考え方だと思います。

また、お金のことはお金のプロに任せるというのも一つの手です。イラストレーターはイラストのスキルを磨き、お金に関するプロを雇って対処するというのもスマートな考え方と言えるでしょう。

以上、まだまだ書き足りませんが、長くなったのでギャランティのトラブルについては、今回はこの辺にしとこうと思います。

イラストの料金が希望よりも安かった場合の対処法

イラストの料金交渉をして、希望よりもあまりに安くて困った場合などは、どういった対処をすれば良いのか。今回はそれについてお話しようと思います。

まず、出来るだけ前向きにお互いの妥協点を見つけるように交渉を進めていくのが基本となります。例えば、描く点数を減らしてもらうとか、表現を出来るだけ簡素にしてもらうとかこちらに出来る限りの提案をするのも良いでしょう。また、そういった表現の面での妥協が嫌な場合は、自分の希望額をサクッと言ってみるのも良いでしょう。その上であちらも少しくらいはその額に近づけた料金を提案してくれるかもしれません。

そして、どうしても折り合いがつかない場合は、断りましょう。「値段が安いから」と断るのは、出来るだけ避けた方が良いでしょう。可能ならば「今忙しいので」といった感じで断るのが無難です。しかし、相手があまりにも理不尽な要求をしていると思った場合、私は堂々と「値段が安いので」と言うこともあります。あまり我慢して言いたいことを言えないのもストレスになりますから、思ったことはある程度気を使いつつも、言ってしまっても良いでしょう。

ただ、安くても、それ以外でメリットがあると思えば、勿論請けても良いでしょうね。内容が面白くてやりがいがあるとか、自分の自由に出来る仕事だったりとか、あるいは、社会の役に立てるような意義のあるものとかね。ですが、「宣伝になるから」という理由で、料金を安く要求してくるようなところはやめた方がいいです。料金を捻出できないようなレベルの仕事しか出来ないクライアントの仕事で宣伝効果なんか殆ど期待できません。高い仕事ほど、宣伝効果も高いものが多く、安い仕事程、宣伝効果が期待できないものが多いと思っておいて良いでしょう。勿論例外はありますので、ケースバイケースで対処しましょう。

イラストの料金(ギャランティ)の交渉について

日本のイラストやクリエイティブ業界では、最初に契約を交わす習慣も徹底されておらず、料金に関しては、わりと曖昧なまま仕事が進むことは少なくありません。中には、「お金の話ばかりするな!」なんて怒り出すアホなクライアントもいたりします。というか実際いました。そのようなところは放置するにしても、ビジネスとしてやっているわけですから、ギャランティの交渉はしっかりと事前に行っておきたいものです。ギャラに関するトラブルが、これだけでも8割がた防げると思いますね。

まず、基本としては、依頼があった時点でギャランティ(料金)のお話はした方が良いでしょう。ですが、答えてもらえないことも多いです。そのようなところは、レベルの低いトラブルが発生することもあります。しっかりと見極めていい加減なところとは、仕事はしないようにした方が良いでしょう。クライアントに媚びすぎてもろくなことはありません。

勿論、お互い信頼関係が出来上がっている場合は、料金の話を最初にしない場合もあります。そのような場合は、しっかりとしたギャラをこの人なら用意してくれているとこちらも信頼しているので出来ますが、初めてのクライアントの場合は恐れずに料金について事前に確認をとっておくと無用なトラブルが回避できます。別に悪いことをしているわけではないので、堂々と料金については最初に確認をとり、必要ならば見積を出してあげましょう。見積もりを出すように言われたら、その場でなくても「計算して明日までに出します」というように言っても良いでしょう。ですが、早めに出すことをオススメします。

美大・芸大受験

イラストレーターになりたい高校生の方、またそれ以外でも、画家やアニメーター、絵本作家、漫画家等、絵を描く職業につきたい高校生〜20歳くらいの方に、進路相談をされたら、私は迷わず美大・芸大受験をオススメすると思います。まず、「学校」という環境で、同じ目的の仲間・ライバルがいる状況でお互い高めながら学ぶという環境が、最も人間を成長させるというのは、私の個人的な経験ばかりでなく、各種データにも裏打ちされているからです。そして、どうせ行くなら、レベルの高い、意識の高い人が集まる学校を選ぶのが最も良いと考えています。そして、大学というのは、単純に楽しいところです。大学というと遊びに行くところだと思っている人がいるかもしれません。実際に、勉強そっちのけで遊びまくっている人もいるでしょう。ですが、美大のような目的意識がはっきりした人が集まる大学は、遊びも勿論やりますが、それ以上に絵に対して真摯に取り組んでいる人が多いと感じています。過酷な受験を経験してまで入りたかった大学ですから、そういう人が多いことは頷けますね。専門学校や専修学校でも勿論良いのですが、正直、行くところがなかったから取り合えず来たというような意識の低い学生も多かったりします。専門学校の多くは卒業時の人数が入学時の半分以下になるところもそれ程めずらしくありません。勿論、残った人はそれなりに意識が高い人でしょうし、目的意識が高い人もいると思うので専門学校でもやる気があれば、きっと素晴らしい絵描きになれると思います。余程、その専門学校でしか教えていないような事があって、その専門学校で無いといけないという強烈な目的意識があって専門学校にいくのならば、私も応援します。ですが、そういった特別な事情が無い限り、やる気がある人ならば、美大受験をオススメしますね。

イラストレーターにとっての競争力「イラストvs写真」

イラストレーターも、プレゼンにおいて勝つことは必要になってきます。特に東京からの依頼というのは、コンペのプレゼンに出すことを前提とするものが多い印象があります。コンペで負けても料金は支払われますが、当然少なくなりますね。ですから、「勝つ」イラストというのは意識した方が良いでしょう。

ただ、私の知人に、プレゼンで、イラストが写真に負けることがよくあると悩んでいる人がいましたが、この場合、写真に負けることに関してはあまり悩む必要がないと個人的には思ってます。写真にするかイラストにするかということに関しては、実力やクオリティ以上に、レイアウトなんかの編集上の問題や、日程や納期に関する問題、料金的な問題等、様々な問題が絡んでくるので、そのあたりの面でも、写真の方が相応しい場合というのは、イラストの入り込む余地は無いので、放っておくのが一番です。

また、写真とイラストは、かなり印象が異なってきます。写真の場合、リアリティや、美しさ、高級感等が必要な場面では、大抵の場合、イラストより相応しいと考えて良いでしょう。

でも、可愛らしさや優しさ、親しみやすさ、面白さ等、イラストのほうが相応しいケースも沢山あります。また、写真では実現できないような幅広い表現が可能なのも、イラストの強みと言えます。逆に、写真より納期も予算もかかることが多いというのも特徴となります。

プレゼンでイラスト中心の案が写真中心の案に負けることというのは、勿論実力によるところもあるでしょうが、殆どの場合は上記のような理由ですので、写真に勝つことを考えるよりも、イラストのほうが相応しい場面で、その時に必要なイラストを適切に提案できる能力を磨く方が現実的と言えますね。

雑誌のイラストの仕事の料金について

雑誌の仕事は、広告なんかと比べて、割と自由に描ける場合が多いです。しかし、料金は非常に安いですね。いろいろな方から料金について聞いていますが、カットイラストの場合ですと、数千円から、高くても3万円以下ですね。広告に比べたら相当安いです。某有名雑誌でページの割り当て予算が5万円程だと効いたことがありますので、そこからイラストの原稿料として捻出できる予算は、やはり上記くらいになるのでしょうね。上記の値段を上回る仕事を雑誌という媒体において得たいのであれば、トビラ絵か表紙イラストを描く仕事を取ってくるしかないでしょうね。

ですが、安い料金の仕事でも、ずっと請け続けていくことで、次第に信頼を得ていき、現在月50万以上の原稿料を頂いているイラストレーターの方もいることはいます。ですが、常に忙殺されています。そのような状況で月50万では、割りにあわないと私は思ってしまいますね。それ以前に身体が持たなくなるのでは?と思います。

雑誌の仕事をメインにするのは、上記のようなリスクがありますので、バランスよく広告やWEBのような比較的イラストの単価が高い仕事を請けていく必要があるでしょうね。

月収30万を稼ぐとした場合、1枚5000円のカットイラストを60枚描く必要があります。20日間働くとして、1日3枚ですね。ということで、雑誌の仕事で月30万を稼ごうと思った場合、1日に3枚のカットイラストを描ける程度のスピードで、1ヶ月に60点以上の仕事を発生させるレベルのクオリティのイラストを描ける必要があるということです。勿論仕事を発生させる能力というのはクオリティのみではなく、営業力などの総合的な力もありますね。

地方イラストレーターが全国で稼ぐ方法

少し前と比べたら、改善の方向に向かっているとはいうものの、日本のイラストレーションの世界の事情は、関東圏に一極集中している状況と考えて良いでしょう。関東の仕事量は関西の5倍とも言われてますね。地方の人の中にも才能がある人は沢山いるはずでし、この状況はあまり好ましくないと言えます。こんな中で、地方のイラストレーターが関東圏でも戦える方法・あるいは地方での仕事をしっかりとこなし、関東圏のイラストレーターと同じレベルで稼ぐ方法を考えていこうと思います。

まず、地方のイラストレーターの仕事として、最もポピュラーなのが、地元のカタログ関連のイラストの仕事だと思います。特に行政関連の仕事は結構多いですし、割とギャラも高めなところが多かったりします。市役所内の広報課や企画課に積極的に持込を行ってみると良いでしょう。観光案内のためのイラストマップなんかは、非常に需要が高いです。地元紹介にまつわるカットイラストなんかも喉から手が出るほど欲しがっていたりします。ですから、そういったサンプルイラストをファイリングしておくと良いでしょう。

また、インターネット経由で関東圏の仕事をとることも、地方イラストレーターは必須事項として出来るようになっておくと良いでしょう。そのためにはWEBサイトを持っておくのは最低限必要となります。私は、現在10割近くがこのインターネット経由の仕事です。上手くいけば、営業を一切せずに「ほったらかし」で仕事が舞い込んできますので、しっかりとクオリティの高いイラストを作っていき、WEBサイトも作りこんでいけば、営業活動に時間を割かれず、イラストレーション制作のみに、クオリティ追求のみに専念できる環境が出来ます。

また、インターネットで仕事が取れる状況ということで思い切って海外の仕事に挑戦してみるのも良いでしょう。言葉の壁は勉強でなんとか頑張っていきましょう。これからの時代、イラストレーションに限らず、語学が堪能であると、仕事の幅が格段に広がります。

イラストレーターに必要なデッサン力とは?

当サイトでは、デッサン力の必要性は割と強めに説いている方だと思いますが、それでも全てのイラストに対して、アカデミックな意味でのデッサン力が必要か?と問われれば、そうとも言い切れませんね。ですが、やはりデッサンは、イラストレーターにとっては、殆どの場合は「基本」であり、「あって邪魔にならないもの」程度の扱いでは決してありません。プロで長年やっていけるような人は、自覚している・いないの違いはありますが、感覚的にこれらの能力を使って仕事をしています。感覚的ですので、なぜ「出来る」のか分からないけど、出来てしまうというような感じですね。
逆に「感覚的」であるが故に、それが出来ない人は壁にぶつかり、そしてその壁にぶつかった理由が分析できない・理解できないということになり、下手すると永久に迷宮の中から抜けられないということになってしまうのです。
その「感覚」というのは、当然生まれながらのものというより、訓練により培われるものです。
ですから、やはり、デッサンというのは相当量を練習しておかねばならないと言えます。
また、クロッキーも当然有効な手段です。デッサンというのは5時間から〜20時間くらいかけてじっくりと取り組む訓練ですが、クロッキーは別名速描と言い、30秒〜10分くらいの間にサクッと描く練習ですね。
学生時代にデッサンの訓練をちゃんと積んでこなかった人も、現在ではプロになりたい人向けの基礎デッサンスクールも沢山ありますので、それらに通ってみるのも良いかもしれませんね。

イラストレーターの料金の相場と見積もり出し方「雑誌編」

今回はイラストレーターの料金相場に関して、雑誌の仕事の事情をお話したいと思います。

雑誌の仕事の場合は、社内規定により、料金が決まっているところも多かったりします。はっきりと決まっていないところも勿論、あるわけですが、1ページあたりの編集コストは概ね決まっているわけですから、イラストレーションを使う歳の費用も、そこから割り出すことが出来るわけです。総予算は、1P30000〜150000程度のところが多いでしょう。

現在、編集費用が非常に余裕があるというような出版社・雑誌社は少ないと考えた方が良いでしょう。ページ間で予算調整をしているようなところも少なくありません。殆どの会社は、高いコストをかけてでも、クオリティの高いイラストを使いたいと考えるところより、なるべく予算をかけずにイラストを発注したいと考えている場合が多いと思います。

ですが、表紙のイラストや扉のイラストの場合は、ある程度コストをかけてでも良いイラスト、クオリティの高いイラストを求められている場合が多いです。表紙の出来というのは、ダイレクトに売り上げに響きますからね。あまりここで予算をケチると、ろくなことがないからです。

表紙の料金の相場は、5万円程度から60万円程度くらいまでと考えて良いでしょう。相当幅があります。当然探せばもっと高いところももっと安いところもあると思いますが、あまり安いところの仕事は請けないほうが良いでしょう。安い仕事ほど、レベルの低いトラブルが起こるものです。

イラストレーターの料金の相場と見積もり出し方「最低金額算出法」

イラストレーターの料金の相場ってのは、なかなかあってないようなものといわれますが、それでも出し方の一応の目安はあります。あまり安く仕事を請けていると業界の価格破壊にも繋がりますし、何より自分の首を絞めることになります。相応の料金は頂くようにしましょう。

まず、「最低金額算出方法」についてですが、一つの方法としては時給換算してみるという方法があります。発想・アイディアだしから仕上げまで、延べ10時間かかるとしたら、時給2000円とした場合、20,000円程度の提案をするのは、現実的な額だと思います。

ちなみに私は時給は5000円以上にしています。自分のイラストの価値を客観的に判断できるようになると良いでしょう。自分のイラストに市場価値があるのであれば、安い仕事を沢山請けるよりも、その時間を全て高い仕事に全力投球することに使う方が、クオリティの高い作品を作れますし、結果的に、収入も大きくなると思います。

イラストレーターのような個人事業主(フリーランス)や中小企業レベルの会社の経営者は、価格競争に巻き込まれると必ず死にます。断言します。価格競争に一番強いのは、大企業です。我々は、価格競争よりもクオリティ競争で戦う方が、実はかなり現実的なのです。そのためにも、腕をとにかく磨きましょう。

個人事業主(フリーランス)や中小企業がやってはいけない競争
・価格競争
・品揃え競争
・規模拡大競争

やったほうが良い競争
・クオリティ競争
・技術競争
・内容競争

以上は、いずれ詳しくやりたいと思います。とりあえず今回はイラストレーターのイラストの値段を決める際の「最低金額算出方法」について語ってみました。