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  • ピカソのデッサン
  • デッサンを基礎から練習するんだ!

ピカソのデッサン

ピカソのデッサンを見たことはありますか?ピカソ10歳のデッサンで、既に凄まじいデッサン力を持っていてビックリしました。ピカソは、晩年に認められた画家で、晩年の作品がよく知られています。ですが、初期の頃の絵もかなり凄いです。と言っても、晩年の絵とはかなり違いますね。晩年の作品は、ゲルニカに代表されるように、凄く奇抜な絵なのですが、初期のころはとても「上手い」絵を描いてました。「上手い」とカッコでくくったのは、所謂デッサン力のある絵という意味で「上手い」ということだからです。とにかくめちゃめちゃ凄いデッサン力を身に付けた上で、晩年の奇抜な絵を描いていたということですね。晩年の絵だけ見たら、ピカソは絵が下手だと思う人もいるかもしれませんが、実は全然そんなことは一切ないわけです。

ただ、だからと言ってピカソの晩年の絵がデッサン力があったからこそ描けたものだと言えないのかもしれませんね。その辺のことは、私はよくわからないんですよね。「ピカソが昔デッサン力があった」という事実と、「ピカソが現在、典型的なデッサン力のある絵を描いていない」という事実があると、人間はつい、その二つを因果関係で結んでしまいがちですが、実際には因果関係があるかどうかは、別の根拠が必要になるわけです。ただ、デッサンをする過程で身につけた画力以上に観察力・洞察力というのは一役買っていることは間違いなさそうに思います。そして、晩年の絵も、デッサン力があるからこそ出来る技術がちりばめられていると見る向きもあるようですが、私にはよく分かりませんね。

ま、その辺のピカソの絵の考察は専門家に任せておくとして、とりあえず絵描きを志す者は、ピカソのデッサンを一度見ておきましょう。凄く勉強になりますし、単純に面白いですよ。あのピカソが・・・って感じで。

デッサンを基礎から練習するんだ!

今回は、プロの方に向けて、デッサンについて、語ってみます。いきなりですが、デッサンを今更でも練習しましょう。私たちイラストレーターは、これを避けては通れないと思っていいです。画家のように「極める」ところまで行く必要は無いと思いますが、並以上のレベルでこれが出来ないと、確実に長生きできないです。もう、基本中の基本ですよ。最近、PhotoshopやIllustratorをはじめとするデジタルツールの普及で、専門教育を受けずにこの世界に入ってくる人が圧倒的に増えました。最近では、デッサンをきちんとやらなくてもプロとしてやっていけるという風潮があったりしますが、これは、はっきりと違うと言い切りましょう。勿論例外はあるとは思いますが、ほぼ間違いなく、デッサンを相当なレベルで訓練を積んでおかないと、プロとして長生き出来ないことは、やはり間違いありません。専門教育を受けてない人が増えているからこそ、デッサン力というのは見直されてきていると思います。デジタルの整った線も、最初は物珍しいので、画力が無くても、そのもの珍しさでイラストを使ってもらえる時期がありました。しかし現在ではデジタル絵は珍しくもなんともないどころか、むしろ溢れすぎていて、観る方もうんざりしている人も多いです。そんな中で、圧倒的なデッサン力に裏打ちされた確かな画力を元に描かれた絵の力が、際立ってきています。特に、専門教育を受けてない人が多い現在において、より光り輝いて見えているようです。いまだからこそ、デッサン力をつければ、大きな武器になるはずです。個人的な見解で申し訳ないのですが、そして一概には言えないということも踏まえたうえで、あえて明確な基準をひいてみようと思います。1年間でデッサン300枚描くこと。この経験を人生のうちで一度もしてないイラストレーターのプロは、是非ともやってほしいですね。世の中にクソみたいなイラストが溢れかえる前に、確かな画力に基づいたイラストが復活してくれることを切に願います。